ホテルオークラでの、2008年の料理ボランティア・チャリティーの会は約300名のお客様にご参加頂きましたが、“チャリティ”という主旨に共鳴していただいたお客様の温かい心に溢れた落ち着いたパーティーになりました。
幹事会のメンバーから、120名で5月25日に柏崎に赴いたボランティア活動を報告しましたが、この会に向けて柏崎市長からのメッセージも頂戴し、披露させて頂きました。
柏崎の報告は、料理に関しては帝国ホテルの田中健一郎総料理長から、お菓子はパティシエイナムラショウゾウの稲村省三氏、寿司は鮨処しみづの清水邦浩氏、ラーメンは麺屋武蔵の山田雄氏がそれぞれ報告、現地での活動の一端を知って頂きました。
またご一緒に活動して頂いた日本司厨士協会新潟支部の杉崎会長、柏崎のボランティア活動でお世話になったJA柏崎の方もご参加頂き、東京の方の熱い気持ちを直接感じて頂きました。
総理夫人の福田貴代子様、外相夫人の高村治子様もご来場、『素晴らしい日本人がこんなに沢山集まっていて感激した』との嬉しいお言葉も頂戴しました。淡々と被災者の方に喜んで頂くべく、皆が力を合わせての活動、決して売名行為ではありませんが、こういう方に認知して頂く事は大変うれしい事です。次回以降もご案内させていただこうと思っています。
現地のボランティア活動の合言葉は『美味しいものを食べて元気を出して下さい』ですが、この会では『おいしい物を食べると、チャリティーになる』がお声掛けの言葉でした。単なる食いしん坊、美味しいもの好きの方ではなく、チャリティーの気持ちを理解して頂いた方に参加して頂いたので、料理は勿論、この会らしい品々を入札するチャリティーオークションも大変盛り上がり、そして・・・今後の会の活動資金が捻出できました。
都内を中心にした各ホテル、レストラン、寿司屋さん、お菓子屋さんたちのコックコート、制服を着た人がホテルオークラに沢山居るという前代未聞の光景は大変新鮮で、一緒にボランティア活動をしたからこその結果であり、でも・・・・凄い光景でした。
有難い事に、は参加費、物品販売、チャリティオークションなどで、合計1,864,020円の収益があがりました。本当に有難うございました。これは今後のボランティア活動の資金とさせて頂きます。ご参加の方、またご協力頂いた方に心よりお礼申し上げます。(文責:渡辺幸裕)
■会場風景 その1
関係者打ち合わせ
過去の活動を報告
山本益博氏
帝国ホテル総料理長 田中健一郎氏
パティシエイナムラショウゾウ 稲村省三氏
鮨処しみづ 清水邦浩氏
麺屋武蔵 山田 雄氏
ホテルオークラ総料理長 根岸規雄氏
開場前
プレゼン用スクリーン
協賛して頂いた飲料
ラーメン缶
チャリティオークション品
柏崎のこしいぶき
受付開始
受付スタッフもボランティアの方々です
開場です!
開会前風景
益博さん挨拶
シェフ整列
新潟司厨士協会会長 杉崎氏
JA柏崎今井会長
帝国ホテル 田中総料理長
根岸総料理長 キックオフ宣言
左から、清水邦浩氏、山田 雄氏、稲村省三氏
北岡尚信氏から福田首相ご夫人、高村外相ご夫人ご紹介
左から、福田首相夫人、高村外相夫人
左から、バンドゥーズ代表 岩田知子氏、当日進行の幹事・渡辺幸裕
◆柏崎市長からのメッセージ
料理ボランティアの会の皆様には益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。このたびの「料理ボランティア チャリティーの会」にご招待いただきありがとうございました。本来ならぜひ出席して、皆さまに直接御礼を申し上げたかったところでありますが、当日は柏崎市議会6月定例会最終日のため、残念ながらお伺いできません。まことに申し訳ありませんが、代わりに御礼のメッセージをお届けいたします。
去る5月25日には、新潟県中越沖地震により被災した柏崎市民に対し、大勢の一流料理人の皆さまから、復興に向けて市民が元気を出せる大変美味しいお料理をご馳走していただきましたことに改めて心より感謝申し上げます。
この催しに参加した多くの市民から、「おいしかった」「こんなに大勢の料理人の方から来ていただきびっくりした」「感動した」「おいしい料理とともに元気と勇気をもらった」などの感謝の言葉を聴くことができました。本当にありがとうございました。
昨年の新潟県中越沖地震からまもなく1周年を迎えようとしております。この地震により、15名の尊い命が失われました。また、市内で1,100棟を超える住宅が全壊し、一部損壊を含めた住宅被害は実に九割近くにも達し、さらに店舗や事務所、工場などを含めますと、その被害は甚大であり、私たち柏崎市民にとって未曾有の大災害となりました。また、道路や下水道など社会基盤全体の被害も大きく、本格的な復旧・復興は長期間にわたるものと予想されます。
しかしながら、皆さまをはじめ、全国各地・各方面から頂いた力強いご支援や数多くの激励により、お陰をもちまして、少しずつではありますが着実に生活再建に向けた建設の槌音も聞こえております。
長く険しい道のりではありますが、市民一同、「がんばろう!輝く柏崎~さらなる未来へ」を合言葉に、復旧・復興に向けてしっかりと取り組んで参ります。
料理ボランティアの会の皆さまからは、引き続きお心に留めていただき、今後とも一層のお力添えを賜れば幸いでございます。
最後に、本日のチャリティーの会のご盛会と、料理ボランティアの会の益々のご発展、ご参会の皆さまのご健勝を祈念申し上げ、御礼の言葉といたします。(平成20年6月20日 柏崎市長 会田 洋)
■会場風景 その2
<チャリティーオークション>
◆会の主旨に賛同して以下の企業、団体の方に協賛をして頂きました。心よりお礼申し上げます。
<協賛・協力者>
JA柏崎 アサヒビール フレンチF&Bジャパン
中沢乳業 キリンビール UMAI
カネカ食品販売 キリン・ビバレッジ ヤマト味噌醤油
ドーバー洋酒貿易 サッポロビール スタジオキャドル
旭水産 サントリー 光和
大宗 菊正宗酒造 MGS照明設計事務所
泰平商事 シャトー勝沼 放送サービスセンター
<ご案内>
2007新潟中越沖地震の被災者の方にお食べ頂いた料理を、東京の方に味わって頂くチャリティーの会です。
5月25日柏崎での活動に参加した料理人、パティシエ、寿司職人たちが集まり料理をご提供、チャリティオークションなども実施します。
昨年9月帝国ホテルで実施したチャリティの会にご参加頂いた方の気持ちの結集である収益金299万円で、5月25日の柏崎での活動ができました。今回の収益金も今後のボランティア活動の資金となります。
<ごあいさつ>
昨年7月に発生した新潟中越沖地震で、大きな被害を受けた柏埼に「美味しいものを食べて元気を出して下さい」を合言葉に120名の料理人で料理ボランティアに行きました。
ジャンルを越えた料理人、パティシエ、寿司職人達、東京と地元新潟、昨年の能登でご一緒した石川県の方達と柏崎に出かけ、1500人の被災者の方に料理をご提供してきました。
会田柏崎市長からは「柏崎を忘れないで、この時期に来てくれた事が本当に嬉しい」とのお言葉も頂戴しました。
災害はあっては困るのですが、万が一発生した時に敏速に行動できる存在も必要です。
柏崎での活動は昨年9月に帝国ホテルで実施した会の収益で行いましたが、今回の会も同様に、参加される方のお気持ちが次の活動に繋がります。多くの料理人がホテルオークラに結集します。
どうぞ主旨をご理解のうえ奮ってご参加下さいますようにお願いいたします。
料理ボランティアの会代表 山本益博
<実施概要>
●日時:2008年6月20日(金)19:00~21:00
●会場:ホテルオークラ東京 本館1階 平安の間 東京都港区虎ノ門2-10-4 Tel: 03-3582-0111
●内容:5月25日に柏崎の皆様にお食べ頂いたメニューを再現します。現地とホテルという場所の違いはありますが、ブイヤベースご飯、にぎり寿司、麺屋武蔵の焼き豚、シュークリーム、ショコラショなど、多くの料理人が力を合わせたもの、また、しかも全て作りたてという大変美味しい料理、この日限りの特別メニューです。(着席ビュッフェ形式)
※当日実施するチャリティーオークション、チャリティ販売、ドリンク販売の売り上げは全て今後のボランティア活動資金として活用させて頂きます。募金箱も設置しますので、ご協力をお願いします。
●募集人数:400名
●お一人 7,000円(当日受付にてお支払い下さい。)
*事前振込みも可(受付に振込み証明をお持ち下さい)