7月30日のチャリティ食事会、予定を上回り平安の間での着席ビュッフェでは限界の500名のご参加者で実施しました。震災から2年5か月も経っているのにこの人気は本当に有難い事です。
冒頭は犠牲者の為に全員で黙祷、この会の決まりです。目を閉じるとあの時の光景が甦り、まだまだ応援しなくてはいけない、今日のこの美味しい料理の会は何のためにするのかをお考え頂く時間になります。
ご来賓を代表して石巻魚市場の須能邦夫社長から、東北の漁業の現状をお話し頂きましたが、まだ復興というには程遠い状況を知り、この会の意味と意義、そしてご関係の方と力を合わせて続けていこうという気持を新たにしました。
会の活動報告をさせて頂きましたが、宮古水産高校の在原校長からの手紙が被災地の現状や会への期待など大変示唆に富んだものでしたので、その一部を拝読させて頂きました。こちらをご覧ください。
参加料理人の紹介では8軒のホテルの8人の総料理長が勢揃い、という壮観な光景にお客様だけでなく関係者も圧倒されましたが、食事が始まっても各ホテルの
ブースでは総料理長自らチームを率い、それぞれ自慢の料理をご提供させて頂きました。勿論麺屋武蔵のラーメン(今回はしみづとのコラボ)、しみづのばら寿
司も大好評でした。
同じ地震国チリから「チリワインを飲んで元気を出して下さいと」ご提供頂きました。3月に石巻に行った時もご協賛いただきましたが、本当に有難いお気持ちです。
ご参加の皆様に「地球の裏側、チリに向かって感謝の拍手をしてください」とお願いし、皆さんで足元に向かって盛大な拍手をしましたが、この気持ちもきっとチリの方に届いていると思います。具体的にはインポーターの方が送って頂きました。この場をお借りして改めて感謝申し上げます。お送りいただいた11社の方です。(順不同です)本当に有難うございました。【サッポロビール、モトックス、日智トレーディング、明治屋、ヴァンパッシオン、飯田、三国ワイン 、ワイン・イン・スタイル、サントリーワインインターナショナル、日酒販、ピーロート・ジャパン】
会にご参加いただける皆様は本当に素敵な方々で、ビュッフェにありがちな殺到するという事は一切なく、お客様同士譲りあって美味しい料理を食べて頂けるという素敵な雰囲気です。そんなお客様が会のムードを作って頂けますし、溝口肇さんのチェロコンサートもまた会の特徴を現わしています。そんな素晴らしい方々に応援して頂く料理ボランティアの会は幸せ者です。
開演時に中村勝宏代表、ホストのホテルオークラ善養寺明総料理長、閉会時には次回開催の帝国ホテル田中健一郎総料理長が挨拶という会、この日参加した料理人も100名近く、コックがこんなに多い贅沢な食事会は滅多にありません。
そして・・・こういう会を重ねる毎に所属の違う料理人がどんどん仲良くなっており、もう一つのチームになっております。参加する若手料理人にとっても刺激になる時間になっており、これがまた美味しい料理で被災地応援のエネルギーに繋がって行きます。
ご参加の皆様有難うございました。ローコストで運営する為にイベンターなどプロを入れず、素人の手作り企画の会であることはご容赦下さい。ご参加になれなかった方、次回は年明けに帝国ホテルでの開催を予定していますので、ご都合をつけてお出かけ下さい。皆様と共にこの会は動いております。引き続き応援をよろしくお願いします。(文責:事務局 渡辺幸裕)
当日のメニュー
<前菜>
ホテルメトロポリタンエドモント 「パテ アン クルート ソースカンバーランド添え」
帝国ホテル 「海の幸とグリーンアスパラガスのアスピック仕立て」
<魚料理>
ホテルオークラ東京 「揚げたて 東北産海の幸と野菜のフライ」
ホテルインターコンチネンタル東京ベイ 「リガトーニと丸茄子のグリエ プティサラダ添え」
ホテルニューオータニ 「真鯛の岩塩包み焼き 三陸の香り 大七大吟醸ソース」
<肉料理>
グランドプリンスホテル新高輪 「伊達鶏のソテー リ・ド・ヴォーと小海老添え」
京王プラザホテル 「岩手県産牛肉と岩手県産赤ワインのミジョテ」
ロイヤルパークホテル 「ニジェール風クスクスロワイヤル アリッサ添え」
<その他>
新ばし しみづ 「ばらちらし」
麺屋武蔵 「ばら冷やし」
産地直送"海老原ファーム"のサラダ、パンの盛り合わせ
デザート予備コーナー
<デザート5点盛り>
*ホテルメトロポリタンエドモント 「ガトースリーズキリッシュ風味」
*ザ・プリンスホテルパークタワー東京 「サクランボのクラフティー」
*ホテルオークラ東京 「苺と葡萄のシャーベット」
*ロイヤルパークホテル 「東北フルーツのチョコレートタルト」
*帝国ホテル 「東北苺のプチシュークリーム」