9月24日(水)、25日(木)二日間連続、HAL YAMASHITA 東京の山下春幸シェフが、宮古水産高校食物科の生徒への出張授業をしました。子供達の瞳の輝きが変わったと先生、ご父兄からもご評価頂いています。
今年は1回のみの訪問なので、山下シェフにお願いして二日間連続で実施しましたが、メトロポリタン盛岡の高橋シェフには盛岡・宮古の運転も含め大変お世話になりました。岩手県で活動する際彼は真のキーマンであり、東京と地元の料理人が協力する意味を改めて教えてくれます。
さて、授業はというと9/24(水)午後に1年生40名対象に「出汁の取り方」授業、その後有志の子供達との交流授業「山下シェフと語る」を実施し、翌25日午前中は2年生37名を対象に「出汁の取り方と盛り付け等」の授業、終了後慌ただしく帰京というスケジュールでしたが、子供たちは勿論、学校関係者に大変喜んでいただき、かつ昨年の授業がきっかけとなってHAL YAMASHITA 東京への就職を強く希望された生徒が助手を務めるなど、料理ボランティア活動が一人の子の人生を変えたという事実を眼前にし、その影響力と責任を痛感させられた活動でした。
山下シェフ自身のコメントから一部を抜粋して報告させて頂きます。
これで活動の様子がお分かりになると思います。(文責:渡辺幸裕)
<以下山下シェフのコメント 抜粋>
以前より、お話をしておりましたがやはり東北エリアの学生は、本物を見た事や感じた事がなくその機会を継続的に与えてあげる事が、かれらの未来につながると思います。私は別件で国際的ボランティア活動にも従事致しておりますが、有事ではなく平時はやはり未来につながる小さな支援を継続的に行う事が、その地域の人に本当役立つと学びました。
現地の色々な方々にお話をお伺いすると『最近は誰も来てくれない』『オリンピック準備で東京ばかり』という声もちらほらその中でも元気で屈託のない学生たちに、料理を通じて未来を感じてもらえる事は素晴らしい事だと地元の方々も思われておられました。
「未来の若者にチャンスを!」では無いですが、東北の若者たちに何かしら触れて感じてもらえるのは大切な事だと痛感しました。目を輝かせて食い入る様に見る学生達の熱い思いを今回もさらに強く感じました。今後も是非、年に1度で大丈夫ですが、継続を強く希望致します。アンケートも隙間無く学生達が自分たちの言葉で埋めてくれています。本当に料理ボランティアの会として素晴らしい活動が出来た事に、私も読んでいて感激致しました。